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イスラエル、中国仲介のパレスチナ「和解政府」計画を非難

AFPBB News 2024年7月24日 15時58分

【AFP=時事】パレスチナ諸派が中国の仲介によって23日、イスラム組織ハマス(Hamas)を含める「民族和解政府」を樹立して統治する方向で合意したことについて、イスラエルは即日、これを非難した。


 イスラエルのイスラエル・カッツ(Israel Katz)外相は「ハマスによる統治は粉砕されるだろう」と述べ、「北京宣言」に合意した主流派ファタハ(Fatah)を率いるパレスチナ自治政府(PA)のマフムード・アッバス(Mahmud Abbas)議長がハマスを受け入れたと非難した。


 イスラエルおよび、ハマスをテロ組織と見なしている米国は、紛争終結後のパレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)の統治にハマスが関与することは、断じて認めない姿勢を貫いている。


 訪米中のイスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ(Benjamin Netanyahu)首相は、ハマスを排除するまでガザでの戦闘を継続すると明言した。


 中国は23日、ハマスの幹部ムサ・アブマルズク(Musa Abu Marzuk)氏やファタハの特使マフムード・アロウル(Mahmoud al-Aloul)氏ら、14のパレスチナ諸派の代表を北京に招き、和解と合意を仲介した。


 ハマス政治局幹部のホッサム・バドラン(Hossam Badran)氏は今回の中国の関与について、米国の影響力に対抗する手段と位置付けた。その上で、米国は偏見によって「パレスチナ内部の民族的合意」に反対すると同時に、「われわれパレスチナ人に対する占領という犯罪」に加担していると非難した。


 北京宣言では、「パレスチナ諸派の合意による暫定的な民族統一政府」が、ガザ地区およびヨルダン川西岸(West Bank)、イスラエルが併合した東エルサレムを含む「すべてのパレスチナ領に権限を行使する」計画の概要がまとめられている。

【翻訳編集】AFPBB News

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