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オロプーシェウイルスで世界初の死者 ブラジルの女性2人

AFPBB News 2024年7月26日 12時20分

【AFP=時事】ブラジル保健省は25日、蚊やハエが媒介する「オロプーシェウイルス」に感染した女性2人が死亡したと明らかにした。同ウイルスに感染して発症するオロプーシェ熱の死亡例は世界で初めてだという。


 2人はいずれも北東部バイア(Bahia)州在住で、「30歳未満で併存疾患はなかったが、重症型のデング熱に似た兆候や症状があった」という。


 米疾病対策センター(CDC)のウェブサイトによると、オロプーシェ熱は現在、ボリビア、ブラジル、コロンビア、キューバ、ペルーの一部で集団発生が確認されている。


 ブラジル保健省によれば、同国では今年、アマゾナス(Amazonas)、ロンドニア(Rondonia)両州を中心に7236例が確認されている。


 米CDCによると、オロプーシェ熱は通常、蚊などにかまれてから4~8日で発症する。


 症状は発熱や筋肉痛、関節痛、頭痛、嘔吐(おうと)、悪寒、光過敏など、デング熱と似たもので、多くの場合、3~6日続く。


 重症化すると、髄膜炎など命を脅かす合併症を引き起こすこともある。

【翻訳編集】AFPBB News

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