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環境団体、テイラー・スウィフトさん公演でVIPを妨害 ポーランド

AFPBB News 2024年8月3日 16時54分

【AFP=時事】ポーランドで2日、環境保護団体のメンバーが米歌手テイラー・スウィフト(Taylor Swift)さんが3日間にわたって公演を行っているスタジアムでVIP車両の通行を妨げる出来事があった。AFPカメラマンが現地で確認した。同団体は、スウィフトさんが環境問題に「無関心」だと糾弾している。


 気候変動の抑制を訴える環境保護団体「ラスト・ジェネレーション(Last Generation)」のメンバー5人は、首都ワルシャワの国立競技場にスウィフトさんの関係者が乗っているとみられる車両が到着すると、通行を妨害。「金持ちは私たちを犠牲にして生きている」「超富裕層のせいで私たちの命は奪われつつある」と書かれたプラカードを掲げた。


 その後5人は、警察に身柄を拘束された。


 同グループはインスタグラムで、「テイラー・スウィフトのような1%の大富豪が放蕩(ほうとう)ざんまいを続けていることで、大勢の人々が死ぬことになる」と訴え、特にプライベートジェットを使用しているスウィフトさんは環境問題の現実に対して「無関心な富裕層の象徴」だと主張している。


 今年6月には英ロンドンで、環境団体「ジャスト・ストップ・オイル(Just Stop Oil)」のメンバーがスタンステッド空港(London Stansted Airport)に侵入し、英国ツアー中のスウィフトさんのプライベートジェットが到着したとして、プライベートジェット2機にオレンジ色の塗料を吹き付ける事件も起きた。警察によると、同空港には当時、スウィフトさんのジェット機は駐機していなかった。

【翻訳編集】AFPBB News

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