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バングラデシュ首相、首相官邸離れ「安全な場所」へ 首相筋

AFPBB News 2024年8月5日 19時17分

【AFP=時事】(更新)バングラデシュのシェイク・ハシナ・ワゼド(Sheikh Hasina Wajed)首相が、自身の辞任を要求する大規模な抗議デモの最中に首都ダッカを離れたことが分かった。ハシナ氏に近い情報筋が5日、AFPに明かした。


 情報筋はAFPに、ハシナ氏とその姉妹は「首相官邸を出て、安全な場所に向かった」と話した。情報筋はハシナ氏が「演説を録音しようとしていたが、するチャンスがなかった」とも語った。


 歓喜に満ちた表情の市民は、旗を振りながら平和的に首相の逃走を祝った。戦車の上で踊る人も見られた。


 ハシナ氏の息子は、治安部隊に対し、いかなる権力奪取の試みも阻止するよう要求した。一方、ある上級顧問は、AFPに辞任の可能性について問われると、「可能性」としてあると答えた。


 4日には少なくとも94人が死亡。うち14人が警察官だった。AFPがまとめた警察や政府職員、病院勤務の医師の証言に基づく集計によると、7月上旬から始まった一連の抗議デモの累計死者数は300人を超えた。

【翻訳編集】AFPBB News

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