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デヴィッド・リンチ監督、肺気腫を公表 引退は「絶対しない」

AFPBB News 2024年8月6日 15時44分

【AFP=時事】米映画監督のデヴィッド・リンチ(David Lynch)氏(78)は5日、肺気腫を患っていることを公表した。ただし、引退する考えはないとしている。


 肺気腫は息切れを伴う慢性の肺疾患。


 リンチ氏はX(旧ツイッター)で、肺気腫になったのは長年の喫煙習慣の「代償」だと表現。「私は喫煙を大いに楽しんできた。香りから、火を付け、吸うことまで、たばこが大好きだ。だが、この楽しみには代償が伴う。私の場合は肺気腫だ」とつづっている。


 この2年以上は禁煙し、肺気腫という診断を下されている点を除けば「絶好調」だと説明。「私はとても幸せだ。引退は絶対にしない」と述べ、「皆さんのお気遣いに心から感謝している」と続けている。


 複数の報道によると、リンチ氏は以前に英国の映画雑誌「サイト・アンド・サウンド(Sight and Sound)」のインタビューで診断結果を明かしており、肺気腫のせいで動きが制限され、リモートで監督するしかなくなったと話していた。


 リンチ氏は、テレビシリーズ「ツイン・ピークス(Twin Peaks)」や、米アカデミー賞(Academy Awards)にノミネートされた映画『マルホランド・ドライブ(Mulholland Drive)』、『ブルーベルベット(Blue Velvet)』、『エレファント・マン(The Elephant Man)』などで知られる。


 最後にメガホンを握ったのは、2017年のテレビシリーズ「ツイン・ピークス The Return(Twin Peaks: the Return)」となっている。

【翻訳編集】AFPBB News

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