王者シティがチェルシーに快勝、鎌田加入のパレスは黒星

【AFP＝時事】24-25イングランド・プレミアリーグは18日、第1節の試合が行われ、王者マンチェスター・シティ（Manchester City）は2-0でチェルシー（Chelsea）に勝利した。


　シティはアーリング・ブラウト・ハーランド（Erling Braut Haaland）とマテオ・コバチッチ（Mateo Kovacic）が得点を奪い、エンツォ・マレスカ（Enzo Maresca）監督の初陣となったチェルシーに土をつけた。


　シティのジョゼップ・グアルディオラ（Josep Guardiola）監督は、夏の疲労から回復させるために追加の休暇を与え、欧州選手権（UEFA Euro 2024）の決勝に出場したロドリゴ（Rodrigo Hernandez Cascante）やカイル・ウォーカー（Kyle Walker）、ジョン・ストーンズ（John Stones）、フィル・フォーデン（Phil Foden）が先発から外れた。


　それでもシティは、昨シーズンのリーグ戦で敗れた数少ないチームの一つに対してしっかりとしたパフォーマンスを披露し、プレシーズンの混乱を乗り越えた。


　欧州選手権の決勝トーナメントに出場したケビン・デ・ブルイネ（Kevin de Bruyne）、ベルナルド・シウバ（Bernardo Silva）、ルベン・ジアス（Ruben Dias）、マヌエル・アカンジ（Manuel Akanji）は、トレーニングへの復帰が遅かったものの、90分間出場した。


　指揮官は「全く予想外だ。彼らの力は知っているが、開幕戦でトレーニングも不足している。準備に2、3日しかなかったが、献身で多くの不足を補った。この素晴らしい選手たちとこういった経験ができるのは、どれほど恵まれ、どれほど幸運なことか想像できない」と述べた。


　一方でマレスカ監督は、43選手に加え、ローン組を含めれば50人以上が在籍している膨れ上がった人員から機能するユニットを作り上げるという、難しい任務を抱えている。その厳しい決断の結果は試合前に明らかになり、メンバー外となったラヒーム・スターリング（Raheem Sterling）は、関係者が不満を表明する事態となった。


　また、ベン・チルウェル（Ben Chilwell）もメンバー外となる中、今夏加入した9選手は全員先発から外れた。


　マレスカ監督は「指揮官は周りや選手が気に入らない決定を下さなければならない。それは普通のことだ。これはただの技術的な決定で、それ以上のものではない。今後数日でどうなるか見ていく」と述べている。


　同日のもう1試合では、鎌田大地（Daichi Kamada）が加入したクリスタルパレス（Crystal Palace）が1-2でブレントフォード（Brentford FC）に敗れた。

【翻訳編集】AFPBB News