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女性42人殺害自供の男、勾留先から脱走 ケニア

AFPBB News 2024年8月21日 15時15分

【AFP=時事】ケニアの首都ナイロビで、42人の女性を殺害し、遺体を切断して遺棄したと自供した男が、勾留先の警察署から他の収容者12人と共に脱走した。警察が20日、明らかにした。


 コリンズ・ジュマイシ(Collins Jumaisi)容疑者(33)は、ナイロビのスラムにあるごみ捨て場で複数人の切断された遺体が見つかった事件に関与したとして、先月逮捕された。警察は容疑者を「バンパイア」「サイコパス」と呼んでいる。


 ケニア警察のレシラ・オニャンゴ(Resila Onyango)氏はAFPに「昨夜、計13人が脱走した。その中にはごみ捨て場の殺人事件の重要容疑者も含まれている」と語った。


 ジュマイシ容疑者はケニア人だが、オニャンゴ氏によると、共に脱走した12人は全員エリトリア人だった。 


 ジュマイシ容疑者は16日にナイロビの裁判所に出廷。判事は警察が捜査を完了できるよう30日間の勾留期間延長を認めた。


 ケニア人権委員会(Kenya National Commission on Human Rights)は先月、ナイロビのスラム「ムクル(Mukuru)」地区にある石切り場跡にあるごみ捨て場で、プラスチックの袋に包まれた女性10人の遺体が発見されたと発表した。


 ジュマイシ容疑者は先月15日早朝、サッカー欧州選手権(UEFA Euro 2024)決勝を観戦したバーを出たところを拘束された。


 犯罪捜査総局のモハメド・アミン(Mohamed Amin)局長によると、ジュマイシ容疑者は逮捕された後、2022年からの2年間で女性を42人殺害したこと、最初に手を掛けたのは妻だったことを自供した。

【翻訳編集】AFPBB News

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