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7歳女児レイプ殺人に禁錮25年、刑が軽過ぎると批判の嵐 エチオピア

AFPBB News 2024年8月22日 15時4分

【AFP=時事】エチオピアで昨年起きた7歳女児をレイプして殺害する凶悪事件で、被告に言い渡されたのが禁錮25年だったことを受け、刑が軽過ぎると批判が巻き起こっている。


 エルゴギ・テスファイエ(Ergogie Tesfaye)女性・社会問題相はフェイスブックへの投稿で、本件を「恐ろしい非人道的な犯罪」と呼び、同省は司法当局と協力して事件について追跡調査を行うと述べた。


 現地メディアによると、ゲトネット・バイ(Getnet Baye)被告は、北部アムハラ(Amhara)州の州都バハルダール(Bahir Dar)で、ヘブン・アウォット (Heaven Awot)ちゃんを殺害したとして有罪判決を言い渡されたが、上訴する意向だ。判決言い渡し日は明らかにされていない。


 国営放送EBCによれば、バハルダールの裁判所は「被告は女児をレイプした時、暴行を加え首を絞めた。女児は幼いため圧力に耐えられず死亡した」と結論付けた。


 アディス・スタンダード誌によれば、バイ被告はヘブンちゃんの家族が暮らす建物の大家で、ヘブンちゃん宅で犯行に及んだ。


 オンライン署名サイト「チェンジ・ドット・オーグ(Change.org)」で立ち上げられた判決を見直し、罪の重さを反映してエチオピア法の下で許される最も重い刑罰を科すよう求める署名は、21日までに約24万3000筆を集めた。


 この署名は、ヘブンちゃんの母親に対する「徹底的な法的保護」も求めている。母親はヘブンちゃんのために正義を求めたことで脅迫を受けている。


 エチオピア女性弁護士協会(Ethiopian Women Lawyers' Association)も、殺人罪の法定刑には終身刑や死刑も定められておりこれらの刑も科すことができると指摘し、刑が軽過ぎると批判した。


 同協会の年次報告書によると、同協会には昨年、ジェンダーに基づく暴力が4700件以上報告された。

【翻訳編集】AFPBB News

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