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中国、拘束のアステラス社員を起訴 スパイ罪

AFPBB News 2024年8月23日 13時57分

【AFP=時事】中国で製薬大手アステラス製薬(Astellas Pharma)の日本人男性社員がスパイ容疑で拘束された事件で、中国当局は22日、男性を起訴したと明らかにした


 男性は昨年3月に北京で拘束され、10月に正式逮捕された。共同通信によると、男性は帰国直前に拘束された。


 日本メディアは最近、外交筋の情報として、男性がスパイ罪で起訴されたと報じていた。


 中国外務省の毛寧(Mao Ning)報道官は22日、定例会見で本件に関する質問に対し、「スパイ容疑のかかっている日本人に対し、公訴を提起した」と認めた。


 毛氏は「中国は法治国家であり、違法行為や犯罪行為を法に基づいて捜査する一方、被告の法的権利と利益を保証する」「日本側が自国民に対し、中国の法律や規則を順守し、中国で違法行為や犯罪行為に関与しないよう、より厳しく指導することを望む」と述べた。


 毛氏は事件の詳細には言及せず、「中国の関係当局」に問い合わせるよう促した。


 AFPは21日に在中国日本大使館にコメントを求めたが、回答は得られていない。


 アステラス製薬の広報はAFPに対し「起訴されたことは事実だが、裁判が進行中なので、コメントは差し控えたい」と述べた。


 起訴された男性は20年にわたって中国で働き、同国に進出する日系企業でつくるロビー団体の要職を務めた経験もあると報じられている。

【翻訳編集】AFPBB News

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