フェデラー氏の元コーチ、ルンドグレン氏が死去 59歳

【AFP＝時事】元男子テニス選手で、ロジャー・フェデラー（Roger Federer、スイス）氏の元コーチとしても知られたスウェーデン出身のペーテル・ルンドグレン（Peter Lundgren）氏が59歳で死去したと、家族が23日に明らかにした。


　ルンドグレン氏の息子ルーカス氏はフェイスブックに、「残念ながら、最も大切な存在があまりにも早く私たちの元を去ってしまった」とつづった。


　ルンドグレン氏は1980年代、母国の名選手ビョルン・ボルグ（Bjorn Borg）氏の後継者として、マッツ・ビランデル（Mats Wilander）氏やステファン・エドベリ（Stefan Edberg）氏らとともにスウェーデン旋風の一役を担った。


　ボルグ氏はスウェーデンの日刊紙アフトンブラデットで、「ペーテル・ルンドグレンは大きな心とたくさんのユーモアを持った素晴らしい人物だった」「彼はみんなに愛された。テニス界は彼を恋しがるだろう」と追悼した。


　ルンドグレン氏は現役時代、ツアー3勝を記録し、全盛期には世界ランキング25位まで上り詰めた。引退後はフェデラー氏のコーチを4年間務め、同氏にとって四大大会（グランドスラム）初制覇となった2003年のウィンブルドン選手権（The Championships Wimbledon）を含むツアー10勝に貢献した。

【翻訳編集】AFPBB News