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ケネディ氏、米大統領選撤退 トランプ氏支持を表明

AFPBB News 2024年8月24日 9時55分

【AFP=時事】11月の米大統領選に無所属で立候補していたロバート・F・ケネディ・ジュニア(Robert F. Kennedy Jr)氏(70)が23日、選挙選から撤退し、ドナルド・トランプ(Donald Trump)前大統領を支持すると表明した。これにより、大統領選の行方は一層不透明となった。


 ケネディ氏はジョン・F・ケネディ(John F. Kennedy)元大統領のおいで、ロバート・F・ケネディ(Robert F. Kennedy)元司法長官の息子。筋金入りの反ワクチン論者で、陰謀論を提唱していることで知られ、世論調査による支持率は1桁台前半と低迷していた。


 ケネディ氏は激戦州アリゾナで会見を開き、「大統領選で勝利する現実的な道筋があるとは思えない」と語った。


 さらに、カマラ・ハリス(Kamala Harris)副大統領が予備選を経ずに民主党の大統領候補に指名されたことを非難し、古巣の民主党を長々と批判した上で、「トランプ大統領の支持に回る」決断に至ったと説明した。


 ケネディ氏撤退の大統領選への影響や、トランプ・ハリス両氏にどの程度票が流れるかについては専門家の意見は分かれている。だが、両氏は支持率で拮抗(きっこう)しているため、激戦州の数千票が勝敗を決する可能性もある。


 トランプ氏は「ケネディ・ジュニアの支持は非常にありがたい」と歓迎し、「彼は素晴らしい人物だ」と称賛した。


 一方、ハリス陣営の選対本部長ジェン・オマリーディロン(Jen O'Malley Dillon)氏はケネディ氏の支持者に対し、民主党は「あなた方に支持してもらいたい」と呼び掛け、「すべての問題で意見が一致しないとしても、カマラ・ハリスは私たちを分断するよりも、私たちを団結させるものの方が多いことを知っている」と訴えた。

【翻訳編集】AFPBB News

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