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イスラエル、レバノン空爆で大規模攻撃阻止と主張 ヒズボラは否定

AFPBB News 2024年8月26日 10時53分

【AFP=時事】イスラエルは25日、レバノンを空爆し、同国のイスラム教シーア派(Shiite)組織ヒズボラ(Hezbollah)のロケットランチャー「数千基」を破壊して大規模攻撃を阻止したと発表した。一方のヒズボラはそうした主張を否定し、無人機およびロケット弾による攻撃作戦を実行したとしている。


 イスラエル軍は、戦闘機約100機で270か所以上の標的を攻撃。このうち90%は「イスラエル北部を狙った短距離ロケット弾」の発射拠点だったとしている。


 軍は、海軍の兵士1人が戦闘中に死亡し、2人が負傷したと発表。当局者はAFPに対し、自軍の迎撃ミサイルが艦艇に着弾した可能性があると語った。


 一方ヒズボラは、「多数の無人機」と「320機以上」の多連装ロケット砲「カチューシャ(Katyusha)」で「敵の拠点」に越境攻撃したと発表した。


 ヒズボラの最高指導者ハッサン・ナスララ(Hassan Nasrallah)師は、「主要目標」として、テルアビブ近郊のグリロット(Glilot)軍事施設を挙げた。イスラエル・メディアによれば、同施設は軍の対外特務機関モサド(Mossad)の本拠地とされる。


 イスラエル軍は、同施設で被害は出ていないとしている。


 ヒズボラは作戦を「完遂した」と主張。一方、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ(Benjamin Netanyahu)首相は閣議で、対ヒズボラ作戦における攻撃は「これで最後ではない」と表明した。

【翻訳編集】AFPBB News

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