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五輪金のジョコ、意欲衰えず フェデラー以来の全米連覇狙う

AFPBB News 2024年8月26日 11時52分

【AFP=時事】男子テニスでパリ五輪金メダルのノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)は25日、連覇が懸かる全米オープン(US Open Tennis Championships 2024)開幕を控えて会見に臨み、今も記録更新の意欲にあふれていると語った。


 今大会のジョコビッチは数々の記録をつくる可能性がある。四大大会(グランドスラム)通算25勝目を飾れば、現在並んでいるマーガレット・コート(Margaret Court)を抜いて男女通じて歴代単独最多となり、2年連続の優勝を果たせば、男子シングルスでは16年ぶりのことになる。


 全米オープンの男子シングルス連覇は2004〜08年のフェデラーが最後になっていることについて、ジョコビッチは「知らなかった」と明かしつつ、「(連覇がないのは)5年とか10年くらいの話だと思っていた。そんなに長いとは知らなかった」と話し、「今年変わればいいと思う。それが目標」と語った。


 ジョコビッチが2011年から23年の間にグランドスラム優勝を逃したのは2017年のみで、現在は6年連続で四大大会のタイトルを獲得しているが、今季はヤニック・シナー(Jannik Sinner、イタリア)が全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2024)、カルロス・アルカラス(Carlos Alcaraz、スペイン)が全仏オープン(French Open 2024)とウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2024)をそれぞれ制しており、ここまでは新世代の2人にトロフィーがわたっている。


 しのぎを削ったフェデラーが引退し、ラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)もけがとの闘いを強いられているが、ジョコビッチは「ヤニックやカルロスとのライバル関係が、今も競争の喜びをもたらし、自分のテニスを完璧に近づける気にさせてくれる」と明かした。


「人々からは『(五輪の)金メダルで獲得できるものはほぼすべて獲得して、これ以上他に取れるものはあるのか?』と聞かれる」というが、「まだ意欲は衰えていない。今も闘争心はある。もっと歴史をつくって、ツアーを楽しみたい」と話した。


 ジョコビッチは今大会に第2シードとして臨み、26日のナイトセッションで予選勝者のラドゥ・アルボット(Radu Albot、モルドバ)と初戦を戦う。

【翻訳編集】AFPBB News

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