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孫楊が資格停止から復帰、国内大会で優勝

AFPBB News 2024年8月26日 17時45分

【AFP=時事】ドーピング違反により4年超の資格停止処分を受けていた競泳男子の孫楊(Sun Yang、ソン・ヨウ、中国)が25日、国内の競技会で復帰し、400メートル自由形で優勝を果たした。


 五輪で3個の金メダルを獲得している孫は、2018年の検査で血液サンプルの入った容器を壊したとして8年の資格停止処分を受けると、後に処分は4年3か月に軽減されて今年5月に期間を消化し終わったが、パリ五輪には間に合わなかった。


 この日に出場したのは全国夏季水泳選手権大会というレベルが落ちる大会で、タイムも3分49秒58と2012年のロンドン五輪で出した五輪記録の3分40秒14には遠く及ばなかった。


 レース後は国営新華社通信に対して、「テンポのコントロールの部分で、勘が鈍っているのを感じるし、もっと大会に出る必要がある」とコメント。中国のSNS「微博(ウェイボー)」には、過去の勝利や挫折を通じて、「人生の困難や試練への向き合い方を学ぶことができた」と書き込んだ。


 ロンドン五輪で400メートルと1500メートルを制し、中国の競泳男子選手として初の五輪金メダルを獲得した孫だが、物議を醸してきた選手でもあり、2014年にもドーピング違反で3か月の資格停止処分を受けている。2016年のリオデジャネイロ五輪では一部の選手から違反者と呼ばれ、2019年の世界水泳(18th FINA World Championships)では一緒に表彰台に上がることを拒否する選手も現れた。

【翻訳編集】AFPBB News

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