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アルカラス、まさかの番狂わせ喫し全米OP2回戦敗退

AFPBB News 2024年8月30日 15時10分

【AFP=時事】(更新)全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2024)は29日、男子シングルス2回戦が行われ、大会第3シードのカルロス・アルカラス(Carlos Alcaraz、スペイン)は1-6、5-7、4-6で世界ランク74位のボティク・ファン・デ・ザンスフルプ(Botic Van de Zandschulp、オランダ)に番狂わせを喫し、敗退が決まった。


 2022年大会覇者のアルカラスはこの敗戦により、近代テニスでは男子史上3人目となる全仏オープン(French Open 2024)、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2024)、そして全米オープンの同年優勝を達成する目標がついえた。


 全米オープンでは昨年までの3年間でいずれもベスト8以上の成績を収めていたが、四大大会(グランドスラム)では2021年のウィンブルドン選手権で2回戦敗退を喫して以来の早期敗退となった。


 世界3位のアルカラスは、リー・トゥ(Li Tu、オーストラリア)との1回戦で4セットを要する苦戦を強いられていた中、この日は左太ももに大きくテーピングをした姿でコートに入場。しかし、それは小さな問題に過ぎず、第1セットではウイナーが1本も記録できずに2度のブレークを許した。


 これまでの短いキャリアで2セットダウンの劣勢から巻き返したことがない21歳のアルカラスは、ファン・デ・ザンスフルプ戦の戦績も2勝0敗としていたが、最後はこの試合で27本目のアンフォーストエラーを犯して勝利をさらわれた。


 一方、初出場となった2021年大会で8強入りを果たしていた28歳のファン・デ・ザンスフルプは、トップ5の選手から金星を飾るのはこれがわずか2度目で、「少し言葉を失っている」とコメントしつつ、「冷静を保とうと心掛けた。こういう選手たちとの対戦では冷静でいなければ、相手に優位に立たれてしまうから」と明かした。


 オランダ勢がグランドスラムでトップ3の選手を撃破したのは、1996年のウィンブルドン選手権準々決勝で、当時世界1位のピート・サンプラス(Pete Sampras)を破ったリカルト・クライチェク(Richard Krajicek)以来となった。

【翻訳編集】AFPBB News

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