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スパーズFW孫興民の父と兄、児童虐待事件で罰金処分

AFPBB News 2024年8月31日 9時47分

【AFP=時事】サッカーイングランド・プレミアリーグのトッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)でプレーする韓国代表FW孫興民(Son Heung-Min、ソン・フンミン)選手の父と兄が、児童虐待事件で罰金処分を受けたと、韓国検察が30日にAFPの取材で明らかにした。


 父のソン・ウンジョン(Son Woong-Jung)氏(62)は韓国の有名人で、息子がプレミアリーグ屈指のストライカーの一人になる手ほどきした指導方法を回顧した本がベストセラーになった。


 現在はサッカーアカデミーを運営しており、孫選手の兄のソン・フンユン(Son Heung-Yun)氏がコーチを務めていた。


 2人は別のコーチとともに今年4月、12歳の生徒に身体的および暴言による虐待を加えた容疑で告発された。


 検察がこの日明らかにしたところによると、3人は児童福祉法の児童虐待の罪で罰金を言い渡された。金額については明らかにされていない。3人はまた、児童虐待治療プログラムの受講命令も受けた。


 名前をキム(Kim)とだけ特定されている生徒の家族は、アカデミーのコーチ1人が練習中にコーナーフラッグでこの生徒をたたき、数週間の治療が必要となるけがを負わせたと訴えていた。生徒は警察に対し、昨年11月にアカデミーに入学したわずか数週間後から暴言の標的にされたと話したという。


 ウンジョン氏は事件が起きたことについては把握していたものの、問題の行為が身体的虐待に相当することは否定していた。


 一方、フンユン氏は以前、孫選手とともに「父親から練習中に何度もたたかれていた。現在では考えられないことだ」と話していた。2019年に行われたAFPのインタビューでは、「近所の人の中には、本当の父親なのか疑う人たちもいた」と語っていた。

【翻訳編集】AFPBB News

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