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ロシア大統領府、プーチン氏逮捕の可能性を一蹴 ICC加盟国モンゴル訪問で

AFPBB News 2024年8月31日 11時18分

【AFP=時事】ロシア大統領府(クレムリン、Kremlin)は30日、9月3日にモンゴルを訪問するウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領について、同氏に逮捕状を出した国際刑事裁判所(ICC)加盟国であるモンゴルの当局に逮捕される可能性はないと一蹴した。ICCは、加盟国にはプーチン氏が入国した場合、逮捕する義務があるとしている。


 ICCは2023年3月、ロシアが侵攻中のウクライナからの子どもの連れ去りに関与した戦争犯罪の疑いがあるとして、プーチン氏に逮捕状を出した。以来、同氏がICC加盟国を訪問するのは初めて。


 クレムリンのドミトリー・ペスコフ(Dmitry Peskov)報道官は、プーチン氏の訪問に先立ち、ICCの逮捕状についてモンゴル政府と協議したかどうかを問われると、「訪問のあらゆる側面について慎重に準備を進めた」とし、「心配はない。モンゴルの友人たちとは多くの対話を重ねている」と主張した。


 ロシアはICCの管轄権を認めていない。


 ICCのファディ・エル・アブダラ(Fadi el-Abdallah)報道官は30日の会見で、ICCの設立条約である「ローマ規程」に署名した国には「(ICCへの)協力義務がある」と述べた。


 ただし、モンゴルが従わない場合、ICCにできることはほとんどない。


 ウクライナ外務省は30日、「モンゴル政府には、ウラジーミル・プーチンが戦争犯罪人であるという事実を認識してもらいたい」とし、「モンゴル当局に対して、拘束力を有する国際逮捕状を執行し、プーチンを(オランダ・)ハーグ(The Hague)のICCに移送するよう求める」と表明した。


 モンゴル当局は、今のところコメントを発表していない。

【翻訳編集】AFPBB News

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