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ハリス氏、トランプ氏が国立墓地「侮辱」と非難 写真撮影めぐり

AFPBB News 2024年9月1日 11時53分

【AFP=時事】米大統領選の民主党候補カマラ・ハリス(Kamala Harris)副大統領は8月31日、共和党のドナルド・トランプ(Donald Trump)前大統領が国立墓地の慰霊行事に参加した際、政治目的での撮影禁止のルールを順守しなかったのを受け、「神聖な場所を侮辱した」と非難した。


 トランプ氏は先月26日、首都ワシントン郊外のアーリントン国立墓地(Arlington National Cemetery)で、アフガニスタンで亡くなった米兵の慰霊行事に参加。同墓地では政治目的の写真撮影が禁じられているが、トランプ氏は戦死者の遺族らとの写真撮影に応じ、その模様は同氏陣営によってソーシャルメディアで共有された。


 トランプ陣営は、国立墓地訪問で11月5日の大統領選を前に勢いをつける狙いがあったが、実際には両党候補者と軍を巻き込む論争に発展した。


 ハリス氏はX(旧ツイッター)で、「はっきりさせておきたいのは、前大統領は政治的なパフォーマンスのために神聖な場所を侮辱したということだ」と批判。


 写真の中でトランプ氏は、亡くなった海兵隊員の家族と一緒に墓石の周りに立ち、満面の笑みを見せ、親指を立てている。


 ハリス氏はXで、「すべての米国人が同意できることが一つあるとすれば、それは現役や退役の軍人、軍人の家族は尊敬されるべきであり、決しておとしめられるべきではなく、最大限の敬意と感謝が払われるべきということだ」と強調した。


 米軍は8月29日、政治目的の撮影が禁止されている、最近の戦死者が埋葬されている区域での撮影をやめるよう墓地職員がトランプ陣営のスタッフに求めたところ、職員は「不意に突き飛ばされた」と発表していた。

【翻訳編集】AFPBB News

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