ベネズエラ裁判所、野党大統領候補に逮捕状

【AFP＝時事】ベネズエラの裁判所は2日、野党連合の大統領候補、エドムンド・ゴンサレス（Edmundo Gonzalez）氏に対する逮捕状を出した。ゴンサレス氏は、7月28日に行われた大統領選で勝利したと主張している。


　検察はインスタグラムで、裁判所は「重大犯罪」として逮捕状発付を認めたとしている。


　ゴンサレス氏と野党指導者のリア・コリナ・マチャド（Maria Corina Machado）氏は、大統領選直後から逮捕を恐れ潜伏。ゴンサレス氏は、検察からの出頭命令を3度にわたって無視している。


　それに対しニコラス・マドゥロ（Nicolas Maduro）大統領は、「潜伏してクーデターを主導」しようとしていると非難。両者を収監するよう求めている。


　米国や欧州連合（EU）、一部の中南米諸国は、詳細な投票結果を確認するまではマドゥロ氏の再選は認められないとの立場を示している。


　米国は2日、制裁に違反したとして、マドゥロ氏やその側近が利用していた航空機をドミニカ共和国で押収し、フロリダ州に移送した。

【翻訳編集】AFPBB News