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ローマ教皇、イスラム大国インドネシアに到着 4か国歴訪

AFPBB News 2024年9月3日 18時28分

【AFP=時事】ローマ・カトリック教会のフランシスコ教皇(Pope Francis、87)が3日、イスラム教徒が大多数を占めるインドネシアに到着した。世界13億人のカトリック信者の指導者として、宗教間の関係構築を図る。


 インドネシア訪問は、12日間の日程で予定されているアジア太平洋地域4か国歴訪の一環。他にパプアニューギニア、東ティモール、シンガポールを訪問する。


 高齢のため健康状態が懸念されているが、今回の歴訪は過去最も長く、最も遠方への旅となる。しかし、教皇は13時間のフライトの疲れも見せず、車いすで手を振りながら降り立った。


 AFPの記者によると、教皇はチャーター機内で記者たちに「この旅に同行してくれてありがとう。私が今まで経験した中で最も長いフライトだと思う」と語った。


 インドネシア滞在は3日間で、4日にはジョコ・ウィドド(Joko Widodo)大統領と会見し、5日にはジャカルタ市内にある東南アジア最大のモスク、イスティクラル・モスク(Istiqlal Mosque)で仏教やヒンズー教など6宗教の代表と会見する。また8万人を収容する国立サッカースタジアムでのミサも予定されている。


 インドネシアのカトリック教徒は約800万人で、人口の3%未満。一方、87%に当たる2億4200万人はイスラム教徒が占めている。


 教皇は昨年9月にフランスのマルセイユを訪れて以降、国外旅行をしておらず、11月にはアラブ首長国連邦ドバイ(Dubai)で開催された国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP28)への出席を取りやめた。

【翻訳編集】AFPBB News

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