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ウクライナ避難民女性を殺害し女児略取、夫婦を起訴 独

AFPBB News 2024年9月4日 11時24分

【AFP=時事】ドイツ当局は3日、ウクライナから避難していた女性(27)を殺害し、女性の娘を略取したとしてドイツ人夫婦を起訴した。夫婦は、女性の母親(51)を殺害した罪にも問われている。


 マンハイム(Mannheim)の検察当局によれば、殺害動機は「娘が欲しいという長年の悲願」を成就するためで、夫婦は生まれたばかりの女児を略取し、自分たちの子どもだと偽る計画を立てていた。


 妻(44)は、ロシアの侵攻から避難してきたウクライナ人を支援するテレグラムのグループチャットに参加し、被害女性に接触したとみられている。今年、出産を控えていた女性は通訳や翻訳の協力者を求めていた。


 被告夫婦は3月、出産を終えた被害女性およびその母親(51)とレストランで会食し、鎮静剤を飲ませたとされる。


 母親の具合が悪くなると、被告夫婦は病院に連れて行くとうそをついた。検察によれば、夫(43)が母親を湖に連れて行き、頭を殴打して殺害。遺体を湖に遺棄したとみられている。


 その後、被告夫婦は女児を連れた女性に対して、母親は心臓発作を起こして入院したと伝え、車でホッケンハイム(Hockenheim)のライン川(River Rhine)付近に連れて行った。夫の方が鎮静剤の影響でまだ意識がもうろうとしていた女性の頭を殴打し殺害した。


 被告夫婦は女性の遺体に火を付け、女児を連れて車で帰宅したとされる。


 被告夫婦は2件の殺人罪で起訴され勾留中。うち1件は未成年者略取・誘拐罪に関連している。

【翻訳編集】AFPBB News

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