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領空侵犯のロシア無人機、NATO航空部隊が撃墜すべき リトアニア国防相

AFPBB News 2024年9月12日 14時10分

【AFP=時事】リトアニアのラウリナス・カスチュナス(Laurynas Kasciunas)国防相は11日、先週末ラトビアにロシアの無人機が墜落したのを受け、バルト3国領空に駐留する北大西洋条約機構(NATO)の航空部隊は、領空を侵犯したロシアの無人機を撃墜すべきだと訴えた。


 有効な航空戦力を持たないリトアニア、ラトビア、エストニアのバルト3国は2004年、NATOに加盟。以来、他のNATO加盟国の航空部隊がバルト3国上空のパトロールを行っている。


 カスチュナス氏は首都ビリニュスで記者団に対し、NATOの航空部隊は「パトロールをするだけでなく、必要かつ可能であれば無人機を破壊しなければならない」と語り、実現には、意思決定を迅速化する必要があると付け加えた。


 7日にはラトビアにロシアの無人機が墜落した。この機体についてラトビア軍は、イランが開発した攻撃型無人機「シャヘド(Shahed)」で、爆発物が搭載されていたとしている。


 ラトビアのエドガルス・リンケービッチ(Edgars Rinkevics)大統領は10日、ロシアの無人機をめぐる問題について同盟国と協議していると述べた。


 リンケビッチ氏は「無人機迎撃の手続きについてNATO同盟国に問題を提起した。われわれの国境への無人機の接近が確認次第、同盟国の戦闘機を使用するよう求めている」と述べた。


 バルト3国はNATOに対し、東端地域に地上軍の防空部隊を配備する計画を強化することも求めた。

【翻訳編集】AFPBB News

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