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IOC次期会長選にコー氏、渡辺守成氏ら7人が立候補

AFPBB News 2024年9月17日 10時54分

【AFP=時事】国際オリンピック委員会(IOC)は16日、トーマス・バッハ(Thomas Bach、70)会長の後任を決める次期会長選に、ワールドアスレティックス(World Athletics、世界陸連)のセバスチャン・コー(Sebastian Coe)会長ら7人が立候補したことを明らかにした。


 パリ五輪の閉幕時、12年の任期満了に伴い3期目は目指さないと表明したバッハ会長の後任として、コー氏は最も注目度が高い候補者となっている。


 その手ごわい対立候補と目されているのは、女性およびアフリカ系初のIOC会長を目指すカースティ・コベントリー(Kirsty Coventry)氏と、国際自転車競技連合(UCI)のダビド・ラパルティアン(David Lappartient)会長となっている。


 これまでIOC会長を一度も輩出していないアジアからは2人が立候補しており、ヨルダンのファイサル・アル・フセイン(Faisal al-Hussein)王子と、国際体操連盟(FIG)の渡辺守成(Morinari Watanabe)会長が名を連ねた。


 1980年から2001年までIOC会長を務め、IOCを商業的な強大組織に変革した父親と同じ名前を持つフアン・アントニオ・サマランチ・ジュニア(Juan Antonio Samaranch Jr.)氏、さらには国際スキー連盟(FIS)のヨハン・エリアシュ(Johan Eliasch)会長という意外な顔ぶれも立候補した。


 会長選の現行規則では、コー氏とエリアシュ氏、そして渡辺氏は各連盟のトップを辞任する必要があり、来年3月18日から21日にギリシャ・アテネで開催されるIOC総会において、個人としての選出を目指す。


 候補者は年明けにIOCメンバーに向けたそれぞれのプログラムを提示することになっており、IOCの短い声明文では、「2025年1月にローザンヌ(スイス)で開かれる会合の際、候補者はIOC全メンバーに対し、各自のプログラムを非公開で提出する」と記されていた。


 会長選の後には、2013年にバッハ氏が前任のジャック・ロゲ(Jacques Rogge)氏から引き継いだ際には行われなかった移行期間が設けられることになっており、新しい会長とそのチームは来年6月から指揮を執る。

【翻訳編集】AFPBB News

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