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日本は「冷静かつ理性的に対処を」 深セン男子児童刺殺事件

AFPBB News 2024年9月25日 12時7分

【AFP=時事】中国外務省は24日、王毅(Wang Yi)外相が日本の上川陽子(Yoko Kamikawa)外相と米ニューヨークで会談し、中国・深センで日本人学校に通う男子児童が刺殺された事件について、日本側が「冷静かつ理性的」に対処することを望むと伝えたと明らかにした。


 王氏は上川氏に対し、中国側は事件を「法にのっとって」調査・処理する意向を伝えた。


「日本側には冷静かつ理性的に対処してもらいたい。事件の政治化や拡大を避けるべき」と呼び掛け、中国側は「これまで同様、在中外国人全員の安全を保障する」と強調した。


 10歳とされる男児は、登校中に刺された。中国外務省によると、男児の父親は日本人、母親は中国人。


 事件が起きた9月18日は、1931年に満州事変の発端となった「柳条湖事件」が起きた日で、中国では「国辱の日」とされるが、刺殺事件が政治的動機に基づくものかどうかは依然明らかになっていない。

【翻訳編集】AFPBB News

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