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「私の命に大きな脅威」トランプ氏、イランを非難

AFPBB News 2024年9月25日 19時15分

【AFP=時事】米大統領選の共和党候補、ドナルド・トランプ(Donald Trump)前大統領は25日、米情報機関から自らの選挙陣営に対し、イランによる「現実的かつ具体的な」脅威について警告を受けたと述べた。


 トランプ氏は自身のSNS「トゥルース・ソーシャル(Truth Social)」に「イランによる、私の命に対する大きな脅威。米軍全体が監視し、待機している」と投稿。


 さらに「イランはすでに行動を起こしたが、うまくいかなかった。だが、彼らは再び試みるだろう。(中略)私はこれまで見たことがないほど多くの男たち、銃、武器に囲まれている」と続けた。


 トランプ陣営の広報担当、スティーブン・チャン(Steven Cheung)氏は24日の声明で 「トランプ氏は本日、国家情報長官室からイランによる暗殺の現実的かつ具体的な脅威について報告を受けた。これは米国を不安定化させ、混乱を引き起こすことを目的としている」と述べた。


 さらに「情報当局は、これらの継続的かつ組織的な攻撃が過去数か月で増加していることを確認しており、全法執行機関の当局者がトランプ氏の安全確保と、選挙への干渉阻止に取り組んでいる」と付け加えた。


 トランプ氏に対する2回の暗殺未遂を受け、大統領警護隊(シークレットサービス)への批判は高まっている。


 7月13日にペンシルベニア州での選挙集会中に起きたトランプ氏の暗殺未遂事件後、情報当局がイランの関与を示唆する情報を入手したとの報道に対し、イラン当局は「悪意ある非難」だと反発し、関与を否定している。


■サイバー攻撃の疑惑も


 米情報機関はまた、イランがトランプ氏の選挙運動を標的にしたハッキングを行い、米大統領選に影響を与えようとしているともしている。


 今月、米国家情報長官室、連邦捜査局(FBI)、および国土安全保障省サイバーセキュリティー・インフラストラクチャーセキュリティー庁は共同声明を発表し、イランからのサイバー攻撃によりトランプ陣営から「盗まれた、非公開の」資料がジョー・バイデン大統領(Joe Biden)のスタッフに送付されたことを明らかにした。


 共同声明は「11月の大統領選が近づくにつれ、外国勢力が干渉活動を活発化させている」と指摘し、ロシア、イラン、中国を名指しした。


 米各機関によると、米メディアに対してもトランプ陣営から盗んだ情報の提供が試みられたとされる。具体的なメディア名は明らかにされていない。イランはサイバー攻撃への関与も強く否定している。

【翻訳編集】AFPBB News

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