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重体のスイスジュニア選手死亡 自転車世界選手権で落車

AFPBB News 2024年9月28日 9時49分

【AFP=時事】自転車世界選手権大会(2024 UCI Road World Championships)のレース中に落車して頭部に重傷を負い、重体となっていたスイスのミュリエル・フラー(Muriel Furrer)選手(18)が27日、死亡した。


 27日にスイス・チューリヒで行われたロードレース女子ジュニアの部に出場していたフラー選手は、雨のコンディションの中で激しく落車し、「非常に危険な状態」でヘリコプターで緊急搬送されていた。


 フラー選手の訃報を伝えた国際自転車競技連合(UCI)は「本日、この悲劇的なニュースを知り、UCIと世界選手権の大会組織委員会は、非常に悲しんでいる」「国際自転車コミュニティーは、輝かしい未来があるライダーを失った」と悼んだ。


 フラー選手は今年のスイス選手権女子ジュニアの部に出場し、個人タイムトライアルとロードレースで銀メダルを獲得した。


 スイスメディアによれば、事故が起きたのは同国北部キュスナハト(Kusnacht)の森林で、フラー選手が発見されるまでにかなりの時間を要したという。大会組織委員会の担当者はこの日の会見で、発見までに時間がかかった理由について問われると、「現時点で信ぴょう性のある情報はない」と明言を避けた。


 UCIは「関係当局による調査が進行中である」であると明かし、28日と29日も世界選手権のレースを予定通り実施するとした。


 スイスでは昨年にも、ツール・ド・スイス(Tour of Switzerland)に出場した26歳のジーノ・メーダー(Gino Mader、スイス)選手が高速の下り坂で落車し、命を落とした。


 今年7月のツアー・オブ・オーストリア(Tour of Austria)では、25歳のアンドレ・ドレーゲ(Andre Drege、ノルウェー)選手が同じく下り坂で落車し、亡くなっている。

【翻訳編集】AFPBB News

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