【AFP=時事】男子テニス世界ランキング1位のヤニック・シナー(Jannik Sinner、イタリア)の薬物疑惑騒動をめぐり、世界反ドーピング機関(WADA)は28日、スポーツ仲裁裁判所(CAS)に提訴したと発表した。
シナーは3月のドーピング検査で禁止物質のクロステボール(clostebol)が2度検出されたが、本人の過失はなかったとして、大会への出場継続を認められていた。シナーは一貫して不正を否定している。
WADAは声明で、「1年から2年の資格停止を模索している」と述べた。
テニスの不正監視団体ITIAは、クロステボールが含まれたスプレーを切り傷の治療に使用したトレーナーが自身のマッサージなどを担当した過程で同物質が体内に入り込んだとするシナーの主張を認め、本人に不正はないと判断した。
シナーは先日の全米オープン(US Open Tennis Championships 2024)を制し、現在は中国オープン(China Open 2024)に出場している。
【翻訳編集】AFPBB News
シナーは3月のドーピング検査で禁止物質のクロステボール(clostebol)が2度検出されたが、本人の過失はなかったとして、大会への出場継続を認められていた。シナーは一貫して不正を否定している。
WADAは声明で、「1年から2年の資格停止を模索している」と述べた。
テニスの不正監視団体ITIAは、クロステボールが含まれたスプレーを切り傷の治療に使用したトレーナーが自身のマッサージなどを担当した過程で同物質が体内に入り込んだとするシナーの主張を認め、本人に不正はないと判断した。
シナーは先日の全米オープン(US Open Tennis Championships 2024)を制し、現在は中国オープン(China Open 2024)に出場している。
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