Infoseek 楽天

レバノン侵攻のイスラエル兵8人死亡 ヒズボラ、撃退と主張

AFPBB News 2024年10月3日 9時49分

【AFP=時事】イスラエルは2日、レバノン南部でのイスラム教シーア派(Shiite)組織ヒズボラ(Hezbollah)掃討作戦で兵士8人が死亡したと明らかにした。イスラエル軍は前日、レバノンへの「限定的な地上侵攻」を開始したと発表したが、軍に犠牲者が出たことを公表するのは初めて。


 軍は、短時間の越境攻撃を2回実施し、20以上の地区の住民に対し、避難を呼び掛けたと説明。また作戦を支援するため、新たな師団を配備したと明かした。


 軍が公開した、越境攻撃に参加した兵士の映像には、集落や山岳地帯を徒歩移動している様子が捉えられている。


 レバノンの首都ベイルートでは、南郊地区のヒズボラの標的が夜を徹して爆撃された。AFP記者は、約20回の爆発音を確認し、煙が立ち上るのを目撃した。


 一方ヒズボラは、イスラエル部隊に攻撃を仕掛けたり、南部の集落マルンアルラス(Maroun al-Ras)に進軍するイスラエルのメルカバ(Merkava)戦車3両をロケット弾で破壊したりするなどして撃退したと主張した。


 レバノン当局によると、パレスチナ自治区のイスラム組織ハマス(Hamas)による昨年10月7日のイスラエルへの奇襲後にヒズボラとイスラエルが交戦を開始して以来、1873人が死亡し、数十万人が避難を余儀なくされた。

【翻訳編集】AFPBB News

この記事の関連ニュース