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FIFA、イスラエル資格停止の裁定見送り

AFPBB News 2024年10月4日 17時0分

【AFP=時事】国際サッカー連盟(FIFA)は3日、パレスチナサッカー協会(PFA)から要請を受けていたイスラエルサッカー協会(IFA)の資格停止処分に関する裁定を見送った一方で、人種差別疑惑をめぐる調査を開始した。


 イスラエルは2023年10月、パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)を実効支配するイスラム組織ハマス(Hamas)との戦闘を開始。それから7か月が経過した今年5月、PFAはタイ・バンコクで開かれたFIFA総会で、IFAの資格停止処分と同国代表チームのFIFA主催大会への出場禁止を要請。さらに、FIFAが定める差別に関する規則にIFAが違反したと主張していた。


 FIFAは当初、第三者による法的分析と今後の対応を検討するべく、7月20日までに臨時総会を開く予定だった。しかしながら、法的専門家に報告書を完成するための時間を与えるため、期限は延期されていた。


 スイス・チューリヒのFIFA本部ではこの日、FIFA評議会が法的分析を基に達した勧告と結論を採択。PFAから提起された差別疑惑に関し、連盟の懲罰委員会に調査を委任することを決定した。


 一方、FIFAの監査・コンプライアンス委員会は、パレスチナ領土に拠点を置くイスラエルのクラブチームの国内主催大会への参加について調査し、その上でFIFA評議会に助言を行う任務が委ねられることになった。

【翻訳編集】AFPBB News

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