【AFP=時事】ベルギーのアレクサンダー・デクロー首相は3日、ローマ・カトリック教会のフランシスコ教皇が先週のベルギー訪問で同国の中絶法を「殺人的」と表現したことを受け、バチカンの大使を召喚したと発表した。
デクロー氏は議会でこの発言を「容認できない」と非難し、同国の最高位の外交官である教皇大使を「この問題について議論」するために召喚したと述べた。
「私の大使へのメッセージは非常に明確だ。そこで起こったことは容認できない」とし、「わが国の議員が民主的に法律を承認する方法について、教えは必要ない。教会がわが国の法律を指示していた時代は幸いにも遠い過去のものだ」と述べた。
滞在中、教皇は、妊娠中絶に反対する公の立場を取ったベルギーの故ボードワン国王に敬意を表した。
1990年、ボードワン国王は個人的な信念を理由に中絶の罰則を解除する法律に署名することを拒否した。
王の墓を訪れた際、フランシスコ教皇は、王が一時的に職務を放棄してまで承認を避けたこの法律を「殺人的な法律」と表現。さらに、中絶を行う医師を雇われた殺し屋に例えた。⒞AFP
【翻訳編集】AFPBB News
デクロー氏は議会でこの発言を「容認できない」と非難し、同国の最高位の外交官である教皇大使を「この問題について議論」するために召喚したと述べた。
「私の大使へのメッセージは非常に明確だ。そこで起こったことは容認できない」とし、「わが国の議員が民主的に法律を承認する方法について、教えは必要ない。教会がわが国の法律を指示していた時代は幸いにも遠い過去のものだ」と述べた。
滞在中、教皇は、妊娠中絶に反対する公の立場を取ったベルギーの故ボードワン国王に敬意を表した。
1990年、ボードワン国王は個人的な信念を理由に中絶の罰則を解除する法律に署名することを拒否した。
王の墓を訪れた際、フランシスコ教皇は、王が一時的に職務を放棄してまで承認を避けたこの法律を「殺人的な法律」と表現。さらに、中絶を行う医師を雇われた殺し屋に例えた。⒞AFP
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