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ケニア陸上の新星、ドーピング検査失格で暫定資格停止処分

AFPBB News 2024年10月5日 17時32分

【AFP=時事】陸上競技の不正防止機関「アスレチックス・インテグリティ・ユニット(AIU)」は4日、女子10キロロードレースで世界歴代2位の記録を持つエマクラテ・アニャンゴ(Emmaculate Anyango、ケニア)が、ドーピング検査で失格となり暫定資格停止処分を科されたと発表した。


 24歳のアニャンゴは、禁止薬物のテストステロンと血液増強ホルモンのエリスロポエチン(EPO)に陽性反応を示し、最長4年間の出場停止処分に直面している。


 2019年にU-20アフリカ選手権の女子3000メートルで銀メダルに輝くなど、ケニアで期待の新星の一人として頭角を現わした後、今年1月にスペイン・バレンシア(Valencia)で開催された10キロロードの大会では、世界新記録の28分46秒で優勝した同胞のアグネス・ジェベト・ゲティチ(Agnes Jebet Ngetich)に次ぐ28分57秒で2位に入り、同種目で29分を切った史上2人目の女子選手となった。


 また2月に行われたクロスカントリーの競技会では、ニューヨークシティマラソン(New York City Marathon)とロンドン・マラソン(London Marathon)の元女王ジョイシリン・ジェプコスゲイ(Joyciline Jepkosgei、ケニア)ら強豪選手を抑えて優勝していた。


 ケニアは2016年リオデジャネイロ五輪でのドーピングスキャンダルを受け、同年に刷新されたケニア反ドーピング機関(ADAK)を設立するなど大規模な投資を行っている。その中で、直近3年間で制裁を受けたケニア選手は78人に上っている。

【翻訳編集】AFPBB News

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