Infoseek 楽天

ニースケンス氏死去、73歳 サッカー元オランダ代表の名選手

AFPBB News 2024年10月8日 10時29分

【AFP=時事】1970年代にサッカーオランダ代表の代名詞となった「トータルフットボール」を確立した名選手の一人で、同国代表のレジェンドである故ヨハン・クライフ(Johan Cruyff)氏の盟友としても知られたヨハン・ニースケンス(Johan Neeskens)氏が6日に死去した。73歳。オランダサッカー協会(KNVB)が7日に発表した。


 KNVBは「オランダと国際サッカー界は伝説的存在を失った」「特徴的なタックルや卓越した洞察力、象徴的なPKによって、彼はオランダサッカーが生んだトップ選手の一人として永遠に語り継がれるだろう」と追悼。ニースケンス氏は病気を患っていたとしたが、詳細は明かさなかった。


 ニースケンス氏は現役時代、1970年代初めにオランダ1部のアヤックス(Ajax)でヨーロッパチャンピオンズカップ(European Champion Clubs' Cup、現在の欧州チャンピオンズリーグ)3連覇を達成。代表では1974年と1978年の2大会連続でW杯(World Cup)決勝に進出するなどし、通算49キャップを記録した。現役引退後は、世界各国で指導者を務めた。


 現オランダ代表のロナルド・クーマン(Ronald Koeman)監督は、オランダ通信(ANP)に対し、ニースケンス氏は自身の「偉大なアイドル」だったと表現。少年時代の友人はクライフらに憧れていたとしつつ、「私はニースケンスになりたかった」と振り返り、「彼のスタイルに本当に魅了されていた。特にその闘志だ。それに、PKのスペシャリストでもあった」と語った。

【翻訳編集】AFPBB News

この記事の関連ニュース