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グレタさん招待した親パレスチナ抗議集会拠点を閉鎖 ドイツ警察

AFPBB News 2024年10月10日 9時15分

【AFP=時事】ドイツ警察はこのほど、西部ドルトムント(Dortmund)で4か月にわたって続けられていた親パレスチナの抗議集会に、イスラエル批判の急先鋒(せんぽう)である環境活動家グレタ・トゥンベリ(Greta Thunberg)さん(21)が招待されたのを問題視し、拠点のキャンプ地の閉鎖に踏み切った。トゥンベリさんはこれに対し、ドイツ当局は活動家の言論を封じようとしていると反発した。


 独警察は、スウェーデン出身のトゥンベリさんが、イスラム組織ハマス(Hamas)によるイスラエル越境攻撃から1年となった7日に首都ベルリンで行われた親パレスチナ集会に参加した事実を指摘。8日、ドルトムントのキャンプ地を閉鎖した。


 警察は、「リスク評価」の結果、トゥンベリさんが訪れることで多数の群衆が押し寄せる可能性があると説明した。当初の声明はトゥンベリさんについて「潜在的に暴力的な」活動家としていたが、このくだりは後に削除された。


 トゥンベリさんはこれを受け、X(旧ツイッター)にビデオメッセージを投稿。パレスチナ伝統のスカーフ「ケフィエ」を肩に掛けたいでたちで、自身が集会に招待されたことが公表された後、「警察がキャンプ地を訪れ退去するよう命令。私が来れば逮捕するとも言った」と説明した。


 その上で、「ドイツはパレスチナでのジェノサイド(集団殺害)と占領に抗議する活動家を沈黙させ、脅している」と非難した。

【翻訳編集】AFPBB News

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