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メッシ復帰のアルゼンチンはドロー、ブラジルは土壇場で勝利 W杯予選

AFPBB News 2024年10月11日 15時36分

【AFP=時事】サッカーW杯北中米大会(2026 World Cup)の南米予選は10日、各地で第9節の試合が行われ、リオネル・メッシ(Lionel Messi)が復帰したアルゼンチンはベネズエラと1-1のドローに終わった。不振が続くブラジルは終了間際の決勝点でチリを2-1で下し、軌道修正した。


 敵地マトゥリン(Maturin)に乗り込んだアルゼンチンは13分、けがで9月の代表戦を欠場していたメッシのFKからニコラス・オタメンディ(Nicolas Otamendi)が先制点を挙げ、そのまま勝利を手にするかと思われた。


 しかし、ベネズエラもホームファンの前で奮起し、後半に入るとベテランFWサロモン・ロンドン(Salomon Rondon)がジェフェルソン・ソテルド(Yeferson Soteldo)のクロスに合わせ、相手GKヘロニモ・ルジ(Geronimo Rulli)を破る同点のヘディングシュートを決めた。


 2022年W杯カタール大会(2022 World Cup)の覇者アルゼンチンは3ポイントを取りこぼしたものの、勝ち点19で首位を堅持している。2位につけるコロンビアはこの日ボリビアに0-1でまさかの敗戦を喫し、アルゼンチンとのポイント差は3に開いた。


 2026年大会は出場国が48か国に拡張され、南米予選では10か国のうち上位6チームが本大会の切符を手にすることができるため、アルゼンチンは出場権獲得に向けて順調に前進している。


 一方、ここまで不振が続いているブラジルは予選9位に沈むチリと対戦。チリは開始2分にエドゥアルド・バルガス(Eduardo Vargas)が、ブラジルの守護神エデルソン(Ederson Santana de Moraes)の頭上を破るループのヘディングシュートを決め、1-0で先制した。


 しかし、ブラジルも前半アディショナルタイム、スペースに切れ込んだサビーニョ(Savio Moreira 'Savinho')からのクロスをイゴール・ヘスス(Igor Jesus)が押し込み、同点に追いついた。そして、試合はそのままドローで終わるかと思われた中、89分に途中出場のルイス・エンヒキ(Luiz Henrique)が低い弾道のシュートでブラジルに決勝点をもたらした。


 残り9試合となる中、これでブラジルは勝ち点13の4位に浮上し、首位アルゼンチンを6ポイント差で追いかけている。

【翻訳編集】AFPBB News

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