MLBツインズ、球団の売却計画を発表

【AFP＝時事】米大リーグ（MLB）のミネソタ・ツインズ（Minnesota Twins）は10日、オーナーのポーラッド（Pohlad）一族の声明を通じて球団の売却計画を明らかにした。チームは2週間前に今季を終えており、ここ4シーズンで3度にわたってプレーオフ進出を逃している。


　1984年に億万長者の銀行家カール・ポーラッド（Carl Pohlad）氏が4400万ドル（約65億円）で買収したツインズは、米経済誌フォーブス（Forbes）が今年3月に発表した評価額ランキングで、MLB30球団中21位の14億6000万ドル（約2170億円）と報じられた。


　球団の会長を務めるジョー・ポーラッド（Joe Pohlad）氏は、一族の声明で売却決断を表明。地元ミネアポリス（Minneapolis）をはじめミネソタ州全体にとってのチームの大切さをリスペクトしているとし、「私たち全員にとって誇らしく、ミネソタ・ツインズを大切にしてくれるオーナーグループを見つけることが目標だ」と述べた。


　ツインズは1987年と91年にワールドシリーズ制覇を果たすなど、ポーラッド一族がオーナーとなった初期には繁栄を誇ったものの、その後は1992年から2001年まで毎年プレーオフ進出を逃した。昨季はトロント・ブルージェイズ（Toronto Blue Jays）とのワイルドカードシリーズを制してポストシーズンでのシリーズ連敗を9で止め、2002年シーズン以来の突破を果たした。


　MLBでツインズより長いオーナーシップは、ニューヨーク・ヤンキース（New York Yankees）、シカゴ・ホワイトソックス（Chicago White Sox）、フィラデルフィア・フィリーズ（Philadelphia Phillies）のみとなっている。

【翻訳編集】AFPBB News