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イングランド暫定監督、正指揮官の職には応募せず

AFPBB News 2024年10月13日 16時44分

【AFP=時事】サッカーイングランド代表の暫定監督を務めるリー・カーズリー(Lee Carsley)氏が12日、正指揮官の職には応募しなかったことを明かした。


 イングランド代表は、スペインに敗れた欧州選手権(Euro 2024)決勝限りでギャレス・サウスゲイト(Gareth Southgate)監督が退任し、U-21代表を率いていたカーズリー氏が昇格する形で暫定的にチームを指揮している。


 イングランドサッカー協会(FA)はサウスゲイト監督の退任直後、公式ウェブサイトに男子フル代表の指揮官の求人広告を出した。募集締切は8月2日で、カーズリー氏が暫定監督に就任したのは同9日だった。


 13日に行われるUEFAネーションズリーグ(UEFA Nations League 2024-25)のフィンランド戦を前にした会見で、正指揮官の職に応募したのかと質問されたカーズリー氏は、「いや、応募はしなかった」と告白。理由を追及されると、「私はU-21代表をずっと担当していて、その仕事にすごく満足している」と答えた。


 さらにカーズリー暫定監督は、「私はFAに雇われている身で、フル代表の指揮を依頼されたのはありがたいことだ。私のキャリアで最も誇らしい瞬間だった」と続け、「オーディションだとはまったく思っていない。シンプルに、3回の活動でチームを率いるよう求められたということだと思っている」と話した。


 カーズリー暫定監督は、就任直後の9月に行われたアイルランド戦とフィンランド戦の2試合に勝利し、正指揮官の最有力候補になった。ところが10日に行われたネーションズリーグのギリシャ戦では、実験的な作戦が裏目に出てホームで1-2の屈辱的な敗戦を喫し、批判にさらされている。


 カーズリー暫定監督は、ギリシャ戦直後には、フィンランド戦からの3試合を終えた後は「できれば」年代別の監督に戻りたいと話している。しかしその後は意見を撤回したかのように、正指揮官就任の可能性を閉ざしたわけでも、候補から外れたわけでもないと示唆している。

【翻訳編集】AFPBB News

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