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マンUファーガソン氏がアンバサダー退任 コスト削減の一環で

AFPBB News 2024年10月16日 12時6分

【AFP=時事】サッカーイングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)を長年率いたアレックス・ファーガソン(Alex Ferguson)氏が、年俸200万ポンド(約3億9000万円)と伝えられるアンバサダー職を今季限りで退任することになった。クラブのコスト削減策の一環となる。


 ファーガソン氏は、ユナイテッドを率いた27年間でプレミアリーグ優勝13回、欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League)制覇2回など数多くのタイトルを獲得し、2013年に退任。82歳となる現在も、頻繁にスタジアムで試合を観戦している。


 ウェブサイトのジ・アスレチックによると、退任の判断は友好的に下されたもので、ファーガソン氏は引き続き非執行取締役としてクラブには残る。


 ユナイテッドは先月、2023-24シーズンの会計で1億1320万ポンド(約220億円)の損失を計上したと発表し、5季連続の赤字が明らかになっていた。クラブは今年ジム・ラトクリフ(Jim Ratcliffe)氏が一部株式を取得すると、フットボール部門を管轄するようになったラトクリフ氏創業のイネオス(Ineos)社の下で幅広い費用削減を行っている。


 ユナイテッドで活躍したエリック・カントナ(Eric Cantona)氏は、今回の動きを批判している。ファーガソン監督が率いていた1992年から97年までユナイテッドに所属し、4度のプレミア優勝を果たしたカントナ氏は、自身のインスタグラムで「サー・アレックス・ファーガソンがこの世を去るまで、クラブで好きなことをできるようにするべきだ。非常に敬意を欠く、完全に恥ずべき行いだ。彼は永遠に私のボスだ!」と話している。


 今季のユナイテッドは開幕から出遅れてリーグ14位にとどまり、エリック・テン・ハーフ(Erik ten Hag)監督には19日のブレントフォード(Brentford FC)戦を前に大きな重圧がかかっている。

【翻訳編集】AFPBB News

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