マルケスがマルティンとの激戦制し優勝、オーストラリアGP

【AFP＝時事】ロードレース世界選手権、第17戦オーストラリアGPは20日、MotoGPクラスの決勝が行われ、グレシーニ（Gresini Racing MotoGP）のマルク・マルケス（Marc Marquez、スペイン）が総合首位に立つプラマック・レーシング（Pramac Racing）のホルヘ・マルティン（Jorge Martin、スペイン）との接戦を制し、優勝を飾った。


　序盤に出遅れたマルケスだったが、そこから追い上げてマルティンを捉えると、残り4周で抜き去って2015年と2017年、2019年に続く大会通算4勝目を挙げた。ドゥカティ・レノボ・チーム（Ducati Lenovo Team）のフランチェスコ・バニャイア（Francesco Bagnaia、イタリア）が3位に入った。


　マルティンは週末を通じて速さを見せ、前日のスプリントでもポールトゥウィン。この日もポールポジションから出たが2位に終わった。それでも、前年王者のバニャイアがスプリント4位、決勝3位だったため、残り3レースで両者のポイント差は20点に広がった。


　総合争いは実質的にこの二人の一騎打ちになっており、マルケスも今回の勝利で可能性は残したものの、マルティンとの差はまだ79ポイントあるため、逆転の見込みは薄い。

【翻訳編集】AFPBB News