Infoseek 楽天

リバプールがチェルシー退け首位維持、マンC勝利も劇的ゴールが物議

AFPBB News 2024年10月21日 16時33分

【AFP=時事】24-25イングランド・プレミアリーグは20日、第8節の試合が行われ、リバプール(Liverpool FC)は2-1でチェルシー(Chelsea)に勝利し、首位をキープした。


 モハメド・サラー(Mohamed Salah)のPKで先制したリバプールは、後半ニコラス・ジャクソン(Nicolas Jackson)に同点ゴールを決められたが、すぐさまカーティス・ジョーンズ(Curtis Jones)が勝ち越し点を奪取。アルネ・スロット(Arne Slot)新監督の下で公式戦11戦10勝とし、2位マンチェスター・シティ(Manchester City)と勝ち点1差、次週敵地で対戦する3位アーセナル(Arsenal)と同4差で首位を守った。


 スロット監督は「他にも難しい試合は多くあったが、質の高い選手の数や、チームの構造の面で、きょうが一番厳しかったかもしれない」と話し、「懸命に頑張らなくては乗り切れない戦いだった」と振り返った。


 対するチェルシーは、60パーセント近いボール保持率を記録しながら、開幕戦のシティ戦以来となるリーグでの黒星を喫し、リバプールと勝ち点7差の6位に順位を落とした。


 シティはジョン・ストーンズ(John Stones)の終了間際の得点がビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)経由で認められ、ウォルバーハンプトン・ワンダラーズ(Wolverhampton Wanderers)を2-1で下したが、ウルブス(ウォルバーハンプトンの愛称)のガリー・オニール(Gary O'Neil)監督は審判に「無意識」のバイアスがあったのではないかと批判し、このゴールが物議を醸している。


 試合はヨルゲンストランド・ラーセン(Jorgen Strand Larsen)のゴールでウルブスが序盤に先制に成功したが、シティもヨシュコ・グヴァルディオル(Josko Gvardiol)の得点で前半のうちに追いつくと、後半アディショナルタイムも残りわずかのところでストーンズが逆転のヘディングシュートを決め、劇的なリーグ6勝目を挙げた。


 しかし最下位ウルブスは、オフサイドの位置にいたベルナルド・シウバ(Bernardo Silva)がGKジョゼ・サ(Jose Sa)のプレーに関与していたため、ゴールは無効とすべきだと考えている。主審はピッチ脇のモニターで確認した上でゴールを認めたが、オニール監督は「意図的に不利に扱われたとは言わないが、判断に無意識が影響する何かがあるのか、それとも自分でも気づかないうちに、ウルブスよりもマンチェスター・シティを勝たせたくなるものなのか」と憤った。


「マンチェスター・シティが土壇場の決勝点を決めるのは大きなことだ。うまい例えではないかもしれないが、道に大きな男と小さな男がいて、どちらかを怒らせなくてはならないとしたら、私なら小さい男を怒らせる。別に恨みはなくともね」


 一方でシティのジョゼップ・グアルディオラ(Josep Guardiola)監督は、「もちろん理解できなかった。副審がなぜオフサイドにしたかは分からないが、ベルナルドはGKの妨害はしていない。サの視界は完璧に開けていた。ジョン・ストーンズのヘディングは素晴らしいものだった」と話している。

【翻訳編集】AFPBB News

この記事の関連ニュース