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ドジャース大谷翔平、初のワールドシリーズに向け意気込み

AFPBB News 2024年10月25日 11時34分

【AFP=時事】米大リーグ(MLB)、ロサンゼルス・ドジャース(Los Angeles Dodgers)の大谷翔平(Shohei Ohtani、30)は24日、初出場を待ち望んだワールドシリーズに向けて取材に応じ、長年の悔しい思いを払いのけたいと意気込みを語った。


 MLBを代表するスーパースターの大谷は、26日に開幕するニューヨーク・ヤンキース(New York Yankees)との大一番を前に、本拠地ドジャースタジアム(Dodger Stadium)に詰め掛けた報道陣の前に姿を現し、お祭り騒ぎの雰囲気を味わった。


 会場で大勢のカメラクルーをはじめ、フォトグラファーやジャーナリストらが競って場所取りするのを冷静に見守っていた大谷は、通訳を介して「やっと始まるなという。興奮している感じです」「毎年ワールドシリーズは盛り上がっていますし、今まで逆に見る側だったので、楽しみにもしていました。悔しい思いの中で。今年は自分がプレーできる喜びをフィールドで出せたらいいなと思っています」と語った。


 今回のワールドシリーズは東西の名門ヤンキースとドジャースの対決となり、両球団がこの大舞台で激突するのは実に43年ぶりで通算12回目となる。今季はドジャース移籍1年目にして史上初の50本塁打50盗塁を達成する活躍を見せ、見事に自身初のポストシーズン進出を果たした大谷は、この大舞台の重要性を十分に理解しており、「特別な試合だともちろん思います。ただ、僕自身は初めてなので、なるべく冷静なプレーがしたいなと思います」と述べた。


 また、ドジャースの組織にこれほど早く、成功裏に適応できたことを驚いているか尋ねられると、「1年目からというのはあまり考えずに、1試合1試合シーズン中からそうでしたけど、ここ(ワールドシリーズ)を目指して、ここで勝つことをイメージして頑張ってきました」と回答。


 チームのスーパースターであるムーキー・ベッツ(Mookie Betts)とフレディ・フリーマン(Freddie Freeman)らのおかげでドジャースになじめたとも付け加え、「ともに素晴らしい選手ですし、チームメートとしても感銘を受けるというか、本当に準備から、普段のクラブハウスでの過ごし方もそうですし、本当にチームの主力の選手としてすごく助けられた1年だったと思います」と話した。


 さらに、ヤンキースの主砲アーロン・ジャッジ(Aaron Judge)から球界最高の選手と称賛されたことについて聞かれると、「ただただうれしい。僕自身は彼を球界のトップの選手だと思っている。そういう選手からそういうことを言ってもらえるのは特別なこと」だと答えた。


 日本野球界のレジェンドで、2009年のワールドシリーズでヤンキースの優勝に貢献した「ゴジラ」こと松井秀喜(Hideki Matsui)氏についても言及し、「直接会って話したことはないんですけど、だからこそ画面の中の人というか、自分が少年の頃に憧れていた選手。そういう子供たちの模範となるような人であり、選手だと思うので。そういう意味では相当影響を受けたんじゃないかなと思います」と語った。

【翻訳編集】AFPBB News

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