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フェルスタッペン、レッドブル残留は「間違いない」と明言

AFPBB News 2024年10月26日 14時53分

【AFP=時事】フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)に参戦するレッドブル(Red Bull)のマックス・フェルスタッペン(Max Verstappen、27)は24日、AFPのインタビューに応じ、今シーズンはサーキット内外で騒動があったものの、2028年までチームに残留する意向であることは「間違いない」と明言した。


 今季第20戦メキシコシティGP(Mexico City Grand Prix 2024)を週末に控える中、サーキットのモーターホームで行われた取材で、フェルスタッペンはレッドブルと2028年まで「長期」契約を結んでいると強調し、これまで圧倒的な強さを見せつけてきた王者レッドブルに「追いついてきた」ライバルチームを称賛した。


 ドライバーズ選手権は現在、総合3連覇中のフェルスタッペンが首位を維持し、マクラーレン(McLaren)のランド・ノリス(Lando Norris)が57ポイント差で2位につけている。


 6月の第8戦スペインGP(Spanish Grand Prix 2023)を最後に勝利から遠ざかっているものの、残り5戦でノリスを抑えて選手権4連覇を達成することに静かな自信を示したフェルスタッペン。「いくつか厳しいレースがあったけれど、チームは問題を理解していて、残りのレースでクルマのバランスを取り戻し、当然のことながら全体的にスピードを増すことに集中している」と語った。


 レッドブルは新型マシン「RB20」が今季のシナリオを正確にたどっていないのと同様に、チームもクリスチャン・ホーナー(Christian Horner)代表の女性への不適切行為疑惑でダメージを受け、シーズン前の準備が妨げられた。


 フェルスタッペンはこの騒動の中、来季フェラーリ(Ferrari)に加入するルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)に代わり、メルセデスAMG(Mercedes AMG)への移籍が取り沙汰された。今季開幕戦のバーレーンGP(Bahrain Grand Prix 2024)を前にホーナー氏の不正行為疑惑は全て晴れたものの、この競技外でのスキャンダルは数週間にわたって尾を引いた。


 レッドブルは一連の騒動に加え、F1最高峰のデザイナーと評されている最高技術責任者(CTO)のエイドリアン・ニューウェイ(Adrian Newey)氏をはじめ、長年にわたるチームのサクセスストーリーに欠かせない重要人物が相次いで離脱。フェルスタッペンも、先月の第18戦シンガポールGP(Singapore Grand Prix 2024)で不適切発言があったとして国際自動車連盟(FIA)から処分を科される出来事があり、F1での自身の将来に疑問を呈していた。


 2028年までレッドブルとの契約を全うする予定かどうか聞かれると、フェルスタッペンは「そのつもりであることは間違いない。チームとは長期契約を結んでいて、完璧な世界にいるのだからここで終えるのは当然だ」と答えた。


 また、レッドブルのサーキット外での問題をシーズン中盤の失速に関係付けることはせず、「これはかなり答えにくい質問だ。今年のクルマに関する決定はすべてその前に行われたので、もちろんそれを理由にするのは簡単だが、自分はそうしたくない」と語った。


 ホーナー事件という歓迎されないレース外での騒動に伴う「いくつかの厳しいレース」を乗り越え、レッドブルは通常運転に戻っている。


 フェルスタッペンは、「われわれは一緒に作業して解決策を模索し、パフォーマンスの向上に向けて取り組んでいて、今はその最中だ」「すでに前週、より有望な結果を示すことができたと思うし、それを持続させていきたい」と語った。

【翻訳編集】AFPBB News

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