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日韓、対北朝鮮で「中国を味方に引き入れるべき」 ゼレンスキー氏

AFPBB News 2024年11月1日 9時51分

【AFP=時事】ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー(Volodymyr Zelensky)大統領は10月31日に放送された韓国KBSテレビのインタビューで、ロシアのウクライナ侵攻をめぐる北朝鮮軍の関与について、西側諸国は十分な対応をしていないとの認識を示した。


 ゼレンスキー氏は、ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領が「西側諸国、北大西洋条約機構(NATO)加盟国、そして韓国の反応を試している」「反応がなければ、ウクライナ国境に配備される北朝鮮兵の数は増加するだろう。だが、私の認識ではこれに対する反応はゼロだ」と述べた。


 さらに「私は中国の沈黙に驚いている。中国がこちら側だと言っているわけではないが、少なくともわれわれの認識では、中国はあなた方の地域(東アジア)の安全を保障する国の一つだ」「だが、今はこうして沈黙している」と指摘。


「日本と韓国はいずれも強い国だが、北朝鮮の今の行動については、中国に働き掛け、味方に引き入れるべきだと思う」との認識を示した上で、「北朝鮮は今、あなた方の地域(東アジア)全体を戦争に引きずり込もうとしている」と警鐘を鳴らした。


 これに先立ち米韓国防相は、ロシアの軍服を着た北朝鮮兵がウクライナ軍に対する作戦行動のために配備されていると警告。北朝鮮に対し、ロシアから軍を撤退させるよう呼び掛けた。

【翻訳編集】AFPBB News

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