バイデン氏、国民に緊張緩和呼び掛け トランプ氏の勝利受け

【AFP＝時事】ジョー・バイデン米大統領は7日、ドナルド・トランプ前大統領がカマラ・ハリス副大統領に圧勝した大統領選の結果を受け、国民に政治的な緊張緩和を呼び掛け、平和的な政権移行を約束した。

バイデン氏はまた、2020年の選挙で敗北を認めなかったトランプ氏によってあおられた米選挙制度の信頼性に関する疑念が、今回の選挙結果で「収束」されるべきだと述べた。

ホワイトハウスのローズガーデンで演説したバイデン氏は、「誰に投票したかに関係なく、われわれは互いを敵ではなく同じ米国人として見ることができると願っている」と国民に語り、緊張緩和を求めた。

バイデン氏はトランプ氏に電話で祝意を伝え、「平和で秩序ある」政権移行を約束したと明かし、「（2025年）1月20日、ここ米国で平和的な政権移行が行われる」と宣言した。

トランプ氏は大統領に復帰後すぐにバイデン政権の政策の多くを解体するとみられる。バイデン氏は支持者に希望を失わないよう求め、「敗北は私たちが敗れたことを意味しないと覚えておいてほしい」と語った。

【翻訳編集】AFPBB News