【AFP=時事】2024年の石油・ガス・石炭燃料からの二酸化炭素(CO2)排出量が37.4億トンと、過去最多となる見込みだ。前年比では0.8%増。国際研究ネットワークが13日、暫定調査結果を発表した。
環境問題に取り組む「グローバル・カーボン・プロジェクト」による調査では、石油・ガス・石炭からのCO2排出量は依然、増加していることが分かった。
今回公表された調査結果には年末までの予測分も含まれているため、最終結果は、若干変動する可能性があるという。
CO2排出量が過去最多となる予想が示されたことについて研究者らは、インドの排出量拡大と国際航空市場の成長が背景にあるとした。一方、欧州連合(EU)と米国では排出量が減少したとしている。世界の排出量の約3分の1を占める中国の排出量は微増の見通し。
ノルウェーのサステナビリティー評価機関「CICERO」の研究ディレクター、グレン・ピーターズ氏は、世界は化石燃料排出量のピークに「非常に近い」と述べた。
同氏はただ、記者団に対し、「再生可能エネルギーは力強く成長しており、電気自動車(EV)も急成長しているが、それでもまだ十分ではない」とし、排出量のピークは数年分のデータを見極めてからでなければ確認できないとの見方を示した。
【翻訳編集】AFPBB News
環境問題に取り組む「グローバル・カーボン・プロジェクト」による調査では、石油・ガス・石炭からのCO2排出量は依然、増加していることが分かった。
今回公表された調査結果には年末までの予測分も含まれているため、最終結果は、若干変動する可能性があるという。
CO2排出量が過去最多となる予想が示されたことについて研究者らは、インドの排出量拡大と国際航空市場の成長が背景にあるとした。一方、欧州連合(EU)と米国では排出量が減少したとしている。世界の排出量の約3分の1を占める中国の排出量は微増の見通し。
ノルウェーのサステナビリティー評価機関「CICERO」の研究ディレクター、グレン・ピーターズ氏は、世界は化石燃料排出量のピークに「非常に近い」と述べた。
同氏はただ、記者団に対し、「再生可能エネルギーは力強く成長しており、電気自動車(EV)も急成長しているが、それでもまだ十分ではない」とし、排出量のピークは数年分のデータを見極めてからでなければ確認できないとの見方を示した。
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