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イングランド代表ケイン、新監督の下での文化の喪失を懸念

AFPBB News 2024年11月17日 16時35分

【AFP=時事】サッカーイングランド代表のハリー・ケインが16日、トーマス・トゥヘル新監督就任前最後の試合に先立ち、築き上げてきたチームのポジティブな文化を失わないようにする必要があると話した。

チームは17日、リー・カーズリー暫定監督の下での最後の試合となるアイルランド戦に臨む。欧州ネーションズリーグのリーグA復帰を目指すイングランドは、前節ギリシャ戦で3-0の快勝を収めたことにより自力で昇格を決められる状況にある。

イングランドは、W杯ロシア大会ベスト4と2度の欧州選手権準優勝に導いたギャレス・サウスゲイトが7月に退任し、そこからカーズリー氏が暫定的にチームを指揮している。

アイルランド戦に向けた会見で、サウスゲイト監督の8年間で築き上げたまとまりが新指揮官の下で失われる恐れはないかと問われたケインは、「あると思う」と答え、「築くには長い時間がかかるが、気をつけていないと、あっという間になくなりかねない」と心配した。

「しかし、そのことは僕らもよく分かっている。リーは素晴らしい仕事をしていると思うし、新しくやって来るトーマスも、彼なりのアイデアと文化を築く方法を持っていると信じている」

ケインはギリシャ戦前、チームから複数の招集辞退者が出たことに失望し、代表は何よりも優先されなければならないと強調した。

このことについては、自分のコメントが起こした反響に驚いたと明かし、「この夏のような大きな大会(欧州選手権)の後の9月、10月、11月の代表活動は、重要性が少し忘れられがちだ。あした勝てば、W杯の前年にすごくいい状況が作れるのに」と嘆き、「今回のような代表の活動は、W杯につながる文化と結束を築く機会になる」と続けた。

「とにかくみんなに、イングランド代表でプレーするのは本当に特別なことだと思い出してほしかった。個人的には、プロサッカー選手として最高の喜びの一つだと思う」

【翻訳編集】AFPBB News

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