【AFP=時事】男子テニスのシーズン最終戦、ATPファイナルズは17日、イタリア・トリノでシングルス決勝が行われ、世界ランキング1位で大会第1シードのヤニック・シナー(イタリア)が6-4、6-4で第5シードのテイラー・フリッツ(米国)を下し、初の最終戦制覇を果たした。
23歳のシナーは全豪オープンで四大大会(グランドスラム)初優勝を飾ると全米オープンも制し、年間世界ランキング1位に輝くほぼ完璧なシーズンを送っていた中、母国で有終を飾った。
これが今季通算8個目のタイトルで、マッチ70勝はツアー最多。イタリア勢のATPファイナルズ優勝は初で、1セットも落とさずに同大会を制すのも1986年のイワン・レンドル以来となった。
試合後には「信じられない。イタリアで初めてタイトルを獲得することができたのは大きな意味がある」と喜び、「とても特別だ。相手に応じて最善策を考え、可能な限り最高のプレーをしようと心がけた。それがカギだった」「非常に高いレベルの大会を送ることができ、これ以上のプレーは無理だと思う瞬間もあった。とても満足している」と話した。
フリッツは9月の全米オープン決勝と今大会のグループステージに続きストレートでシナーに敗れ、米国勢として1999年のピート・サンプラス以来となる最終戦制覇はならなかったが、18日発表の最新世界ランクでは自己最高の4位に浮上することが決まった。
シナーはこの後スペイン・マラガに移動し、連覇のかかる国別対抗戦デビスカップに出場する。
【翻訳編集】AFPBB News
23歳のシナーは全豪オープンで四大大会(グランドスラム)初優勝を飾ると全米オープンも制し、年間世界ランキング1位に輝くほぼ完璧なシーズンを送っていた中、母国で有終を飾った。
これが今季通算8個目のタイトルで、マッチ70勝はツアー最多。イタリア勢のATPファイナルズ優勝は初で、1セットも落とさずに同大会を制すのも1986年のイワン・レンドル以来となった。
試合後には「信じられない。イタリアで初めてタイトルを獲得することができたのは大きな意味がある」と喜び、「とても特別だ。相手に応じて最善策を考え、可能な限り最高のプレーをしようと心がけた。それがカギだった」「非常に高いレベルの大会を送ることができ、これ以上のプレーは無理だと思う瞬間もあった。とても満足している」と話した。
フリッツは9月の全米オープン決勝と今大会のグループステージに続きストレートでシナーに敗れ、米国勢として1999年のピート・サンプラス以来となる最終戦制覇はならなかったが、18日発表の最新世界ランクでは自己最高の4位に浮上することが決まった。
シナーはこの後スペイン・マラガに移動し、連覇のかかる国別対抗戦デビスカップに出場する。
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