【AFP=時事】フランスで、妻の意識を鎮静剤で失わせ、インターネットで募った男72人に性的に暴行させたとして起訴されたフランス人ドミニク・ペリコ被告の裁判で19日、ドミニク被告と被害者の娘が同被告に対して、「おまえはうそにまみれて死んでいく」と大声で非難し、判事に制止される場面があった。
ドミニク被告は最終陳述で、改めて犯罪事実を認めるとともに、「動機」は「空想」を満たすためだったと主張。
以前に述べた内容を繰り返し、自分の人生に影響を及ぼした出来事として、9歳の時に病院で受けたとするレイプと、14歳の時に建設現場で幼い少女が集団レイプされるのを強制的に見せられたことを挙げた。
「一番悲しいのは、自分にはどうすることもできないことについて、自分でどうにかできるはずだと思われていることだ」と訴えた。
これについて、元妻ジゼルさんら家族の代理人弁護士アントワーヌ・カミュ氏が反論。ドミニク被告とジゼルさんの娘、カロリーヌ・ダリアンさん(筆名、45)は、自分が受けたと「確信している」と行為に同被告が「声に出して人間的な反応」を示すよう求めていると述べた。ダリアンさんは兄弟と共に出廷した。
ダリアンさんは2022年に「Et j'ai cesse de t'appeler papa(そして私はパパと呼ぶのをやめた)」という本を執筆。自分の裸の写真を盗撮していたドミニク被告が母親だけでなく自身に対しても、性的暴行を加えていたと考えている。
この主張に対してドミニク被告は、「この写真を撮った覚えはない。娘の目をまっすぐに見て言うが、娘には一度も手を触れたことはない」と述べ、ダリアンさんの方に向き直って直接、「カロリーヌ、私はおまえには何もしていない」と訴えた。
しかしダリアンさんはこれを遮り、「うそつき。別れた妻についても本当のことを言わない卑怯者!」「おまえは、うそにまみれて死んでいくんだ! うそまみれで、独りで! ドミニク・ペリコ!」と大声を上げ、判事に制止された。
ドミニク被告のパソコンからは、ダリアンさんの裸の盗撮写真や、ダリアンさんの裸の合成写真が見つかった。中には、ダリアンさんが眠り込んでいる様子のものや、母親ジゼルさんの下着を身に着けて眠っている写真もあった。
【翻訳編集】AFPBB News
ドミニク被告は最終陳述で、改めて犯罪事実を認めるとともに、「動機」は「空想」を満たすためだったと主張。
以前に述べた内容を繰り返し、自分の人生に影響を及ぼした出来事として、9歳の時に病院で受けたとするレイプと、14歳の時に建設現場で幼い少女が集団レイプされるのを強制的に見せられたことを挙げた。
「一番悲しいのは、自分にはどうすることもできないことについて、自分でどうにかできるはずだと思われていることだ」と訴えた。
これについて、元妻ジゼルさんら家族の代理人弁護士アントワーヌ・カミュ氏が反論。ドミニク被告とジゼルさんの娘、カロリーヌ・ダリアンさん(筆名、45)は、自分が受けたと「確信している」と行為に同被告が「声に出して人間的な反応」を示すよう求めていると述べた。ダリアンさんは兄弟と共に出廷した。
ダリアンさんは2022年に「Et j'ai cesse de t'appeler papa(そして私はパパと呼ぶのをやめた)」という本を執筆。自分の裸の写真を盗撮していたドミニク被告が母親だけでなく自身に対しても、性的暴行を加えていたと考えている。
この主張に対してドミニク被告は、「この写真を撮った覚えはない。娘の目をまっすぐに見て言うが、娘には一度も手を触れたことはない」と述べ、ダリアンさんの方に向き直って直接、「カロリーヌ、私はおまえには何もしていない」と訴えた。
しかしダリアンさんはこれを遮り、「うそつき。別れた妻についても本当のことを言わない卑怯者!」「おまえは、うそにまみれて死んでいくんだ! うそまみれで、独りで! ドミニク・ペリコ!」と大声を上げ、判事に制止された。
ドミニク被告のパソコンからは、ダリアンさんの裸の盗撮写真や、ダリアンさんの裸の合成写真が見つかった。中には、ダリアンさんが眠り込んでいる様子のものや、母親ジゼルさんの下着を身に着けて眠っている写真もあった。
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