【AFP=時事】米司法当局は21日、カリフォルニア州で「豪勢な生活を送る」ために自らの死を偽装したメキシコの麻薬カルテル幹部が逮捕され、違法薬物密売の罪で起訴されたと発表した。
逮捕・起訴されたのは、メキシコ・ハリスコ州の麻薬組織「ハリスコ新世代カルテル(CJNG)」のリーダー、ネメシオ・オセゲラ・セルバンテス容疑者(58)の義理の息子、クリスティアン・フェルナンド・グティエレス・オチョア被告。義父のセルバンテス容疑者は「エル・メンチョ」の通称で知られ、彼が率いるCJNGは「世界で最も暴力的、かつ最も活発に麻薬取引を行っている組織の一つ」ともいわれている。
米司法省のリサ・モナコ副長官は、グティエレス・オチョア被告が「自らの死を偽装し、偽の身元を使って司法から逃れ、カリフォルニアで豪勢な生活を送っていた疑いがある」と説明した。
裁判所文書によると、グティエレス・オチョア被告は2014年からCJNGと関係を持ち、メタンフェタミン40トンとコカイン2トンをメキシコから米国へ出荷する密輸の調整役を担った。
21年には、メキシコ当局に逮捕されたセルバンテス容疑者の妻を解放する目的で、メキシコ海軍関係者2人を誘拐したとされている。
【翻訳編集】AFPBB News
逮捕・起訴されたのは、メキシコ・ハリスコ州の麻薬組織「ハリスコ新世代カルテル(CJNG)」のリーダー、ネメシオ・オセゲラ・セルバンテス容疑者(58)の義理の息子、クリスティアン・フェルナンド・グティエレス・オチョア被告。義父のセルバンテス容疑者は「エル・メンチョ」の通称で知られ、彼が率いるCJNGは「世界で最も暴力的、かつ最も活発に麻薬取引を行っている組織の一つ」ともいわれている。
米司法省のリサ・モナコ副長官は、グティエレス・オチョア被告が「自らの死を偽装し、偽の身元を使って司法から逃れ、カリフォルニアで豪勢な生活を送っていた疑いがある」と説明した。
裁判所文書によると、グティエレス・オチョア被告は2014年からCJNGと関係を持ち、メタンフェタミン40トンとコカイン2トンをメキシコから米国へ出荷する密輸の調整役を担った。
21年には、メキシコ当局に逮捕されたセルバンテス容疑者の妻を解放する目的で、メキシコ海軍関係者2人を誘拐したとされている。
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