ルクレール「現実に引き戻された」 フェラーリ不振でタイトル争いに危機感

【AFP＝時事】24F1第23戦カタールGPは29日、スプリント予選が行われ、フェラーリ勢はカルロス・サインツ・ジュニアが4番手、シャルル・ルクレールが5番手に終わった。この結果を受け、ルクレールは現実に引き戻されたとチームに警告した。

マクラーレンのランド・ノリスがポールポジションを獲得し、メルセデスAMGのジョージ・ラッセルが2番手、マクラーレンのオスカー・ピアストリが3番手に入った。

フェラーリは現在、コンストラクターズ選手権で計584ポイントの2位につけており、計608ポイントで首位を走るマクラーレンを逆転してタイトルを獲得する上で、この日の結果は打撃となった。

ルクレールは「良くない」「全力を尽くしても4番手と5番手にしか届かないのは、この週末が自分たちにとってどれだけ重要かを考えると、かなり良くない」と失望感をあらわにした。

また、「どんな理由であれFP1（フリー走行1回目）は期待を上回ったのに、結果的には予想通りとなった」「だから現実に引き戻された」とし、「明らかに、FP1を終えたときはもっと良い結果が期待できたが、そうはならなかった。だから、最良のポジションとはいかないが、どうなるかは分からない。レース当日は常に違うものだからね」と語った。

今季残り2レースとなる中、マクラーレンは30日のスプリントと12月1日の決勝でいずれもフェラーリを上回る強さを発揮すれば、コンストラクターズ選手権のタイトルを獲得できる。

【翻訳編集】AFPBB News