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台湾総統、ハワイに到着 レッドカーペット待遇受ける

AFPBB News 2024年12月1日 13時53分

【AFP=時事】台湾の頼清徳総統は11月30日、太平洋諸国歴訪の最初の訪問地である米ハワイ州に到着した。頼氏は今回の外遊について、「民主主義の新時代」の到来を告げるものとして意気込んでおり、中国政府の激しい反発を招いている。

頼氏の外遊は5月の就任以来初めて。同行したAFP記者によると、ハワイには現地時間午前7時30分前に到着した。

頼氏はホノルルの国際空港で、米国在台湾協会ワシントン事務所のイングリッド・ラーソン執行理事や、ハワイ州のジョシュ・グリーン知事らに迎えられた。

台湾総統府は声明で「(台湾の)国家元首が従来通りターミナルで迎えられるのではなく、滑走路でレッドカーペットの待遇を受け、花束を贈られたのは今回が初めてであり、過去数年間で最高の礼儀を示すものだ」と述べた。

一方の中国は12月1日、頼氏のハワイ訪問を米国が「手配」し、州知事が歓迎したことを「強く非難する」とした。

頼氏は出発直前、「民主主義、平和、繁栄の価値観に基づいて、同盟国との協力を拡大し、パートナーシップを深化させたい」と表明していた。

歴訪は1週間に及び、ハワイには2日間滞在。その後、米領グアムで1泊し、台湾と外交関係を持つマーシャル諸島、ツバル、パラオも訪れる予定だ。

【翻訳編集】AFPBB News

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